オンライン作家 条希のブログです。

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 昨日は、iBooks の日本語コンテンツの無さと、それを少しだけ解消する内容(含、世紀末電子図書館勃興記)の記事を、かなり長文でエントリさせていただきました。

 iBooks の可能性について、今後に期待する部分は多いにあるのですが、現段階では不満点も多々あります。

 多々ある中でも最重要なのは、縦書き右開き表示に対応していない点。


 これから日本でも Apple iBooks Store を展開して行くのであれば、新たなコンテンツ獲得のため、縦書き右開き対応は必須である。

 日本の電子書籍市場で、どの様な作品の需要が高いのかは、専門家ではないので解らないが、おおむね文学とビジネス・実用系、そして雑誌が大半を占めるのではないかと思われる。

 この手の本は、雑誌を除き、ほぼ縦書きが基本である(最近は電子出版を初めから想定し、横書きで出版される本も多い)

 これを突然、「電子書籍だから」といって、一様に横書き表示にすると、電子書籍普及は、一気に失速すると思う。

 何につけ、急速な変化というものを、人間は受け入れがたい動物だからである(生物は本来、変化を嫌う保守的なものかもしれないが)


 ある日突然、新聞が横書きになっていたら……、想像もできない(笑)


 コミックなどの配信に関してもそうだ。

 日本のコミックは右開き、これはどうしても変えられまい!

 「タップでページをめくれば関係ない」とおっしゃる方もあるだろうが、あのページをめくるUIを犠牲にしても良いのか? というのは、議論の的になるだろう。

 PDFでのスワイプ時の動作も然り。


 そういう無駄な(気持ちの良い)UI が無ければ、それはもう iPhone、iPad ではない!

 現行の左開きページめくりで、右開き書籍の(特にコミックや雑誌)見開きページを読むのは、かなり気持悪い。



 元画像


 これは i文庫での、右開き見開きの表示例だ(元画像を左右 2分割にし、zipで圧縮したものを取り込んだ)

gr_1.png1ページ目
gr_2.pngスワイプ中
gr_3.png2ページ目


 こちらは iBooks での、左開き見開きの表示例(元画像を左右 2分割にし、PDFで書き出した)

ib_1.png1ページ目
ib_2.pngスワイプ中
ib_3.png2ページ目


 どちらも 1ページ目(右開き見開き想定なので、画像の右半分)から、2ページ目へのスワイプである。

 左開き固定の場合、頭の中で補完されたイメージは、右ページと左ページの入れ替わりである。

 これは、右開きのファッション誌などでは、致命的だ!

 少年ジャンプの見開きページを、とうすればいい!


 このままでは、日本だけ iBooks コンテンツとしての電子書籍ではなく、アプリとして電子書籍が普及する事になるかもしれない。


 フォーマット不統一の、雑多なプラットホーム乱立は、日本の電子書籍市場に混乱をもたらすだけである(既に各出版社が一度手を出し、撤退した市場でもある)

 日本はドラマや映画のなどの、映像コンテンツのオンデマンド配信でも、立ち遅れている。

 リーズナブルな値段で、質の良いサービスを受けるには、複数の”安定した“プラットホームが必要なのである。


 iBooks がその一つとならん事を。



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